Q.生活費に、借金をしてでも工面する必要性が生じた場合、借金をしたほうがいいのでしょうか?生活の水準はそれほど高くないので、おいそれと生活の質を下げることには抵抗があるのですが、反対に、借金で生活費を工面すると、それが慢性化した場合に、取り返しがつかないことになりそうで不安もあります。当然無駄使いなどは控えるようにしますが、それでも生活費を捻出できない場合は、借金に頼るべきでしょうか?
A.生活費を借金に頼るのは非常に危険です。絶対にやめましょう。生活費とは、減らすことができない出費です。つまり毎月発生するコストです。これを借金によって解決しようとすれば、毎月借金をしなくてはいけなくなります。借金はただ借りるだけとはわけが違います。利子をつけて返さなくてはならず、その額は、当然最初に借りた額より大きくなります。生活費さえ払えないものが、借金の返済などできるはずもありません。ほぼ確実に生活が破綻します。
例えば、大きな買い物をしたりして、1ヶ月の生活費がどうしても足りなくなり、一時的に借入に頼るというのであれば、まだ話はわかります。こういった場合には、返済の目処が立てやすくトラブルにはなりにくいのですが、そうではなく、恒久的に生活費の一部を借金で賄おうとするケースが危険なのです。生活の質を下げてでも、借金に頼らないようにするべきです。抵抗が有るなどの言っている場合ではありません。そうしなければ、これから先、もっと惨めな思いをすることになりかねませんよ。
借金してでも欲しい物があるっておかしくない?なんで借りるの?
カードローンとかで借金する人の気持ちがわかりません。借金してまで欲しい物があるなんて、自分にとっては全く理解できないんです。
自分ならば、お金を貯めてから買うか、買わずに我慢するかします。なんで簡単に借りるんだろうって思うんですが、やっぱりお金に対する考え方が違うのかな?
借り過ぎは問題ですが、借りなさ過ぎも問題かも?
確かにあまりに安易にお金を借りてしまうのは問題よね。そうなってしまう人が多かったために、借り過ぎを防ぐような法律に改正されたというのも事実よ。でも借金してまで買物をするというのも頻度の問題。状況次第では理解できるところもあるんじゃないかしら。
毎月のようにそんなことしてるとしたら、明らかに借り過ぎから返済不能になっちゃうでしょうけど、数年に1回とか一生に1回なら、そういうことがあってもおかしくないんじゃないかな。買物だけでなくて、今しか出来ないというタイミングで何かをしたいときにも、お金を借りるという選択肢があってもいいと思うわ。例えば旅行やレジャーの計画も、家族全員のスケジュールに合わせて行こうと思えば、その時に資金が不足していてもカードローンで補うことで実現できるでしょう。
これは困った場合にも同じことよ。今お金を借りないと大変なことになるなんて時には、カードローンで凌ぐことはあり得る話よね。急病や事故など、保険に入っていても保険金が降りるまでのつなぎとしてカードローンを利用する人も多いわ。簡単な手続きで申込めるので、慌てている時でも助かるのよ。
このようなやむを得ないような事情の場合、身内や知人などからお金を借りるということも考えられるし、実際にそうする人も多いみたいね。でも貸す側は経済的な負担を負うことになるし、借りる側も精神的な負担を負うことになるでしょう。カードローンならば、確かに金利はとられてしまうけれど、遠慮なく借りれるという利点もあるの。返済は誰にとっても負担なものだから、余分な心理的負担を増やさないようにすることも大切よ。
できる限り借りないで済ませればそれが一番!でも、どうしてもっていう時にはギリギリまで我慢するより、借りて凌ぐというのも悪くないわ。ずっとダラダラ利用するのは抵抗があるかもしれないけれど、一時的に借りて後は返済だけしていくという使い方ならば安心できるんじゃないかしら。万が一のために、クレジットカードにローン機能のついたカードを申込む人が多いのも、こんな一時的な借入を想定してる人が多いからだと言えそうよ。